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とんでもないハンバーガー

「遊び心」最大のチャレンジが、巨大ハンバーガーです。


スーシェフ香田が前々から、たまにまかないでも作っていたハンバーガーをやりたいと希望していたのですが、「ハンバーガー? サンルスーとは関係ないな」と考えていた私は、ずっと忙しぶって聞こえないふりをしていました。


今年に入って、OBENTOYAサンルスーに専念することになると、ここぞとばかりに早速、スーシェフ香田のプレゼンテーションが始まりました。


「500gのフォアグラ入りハンバーグと、たっぷりのスライスしたトリュフ、グリュイエールチーズをトリュフ入りのバンズで包んで焼き上げて……。とにかく、とんでもないハンバーガーを作ってみたいんです」


なるほど、なかなか面白い。名前は即決。「とんでもないハンバーガー」です。



スーシェフ香田曰く「期間中、2個売れたら自分の目標は達成です」と、ゴリ押ししたわりには弱気な目標。


しかし、遊び心のあるお客様は結構いらっしゃるものです。


目標は発売3日目にしてクリア。「3日かけて食べ切った」「3人がかりでやっつけた」「これを目当てに千葉からやって来た」とは、とんでもないハンバーガー体験者の皆さんのお言葉。なかには、「1度目は2人で食べたけど、どうしても全部1人で食べたくて」と、なぜかリピートしてくださった、遊び心ありすぎのお客様まで。


お買い上げ第1号のお客様からは、お食事中に電話がかかってきました。

「これ、どうやって食べるんですか?」


とんでもないハンバーガーの総重量は950g。

「そのままかぶりつくのは不可能です。ナイフとフォークで気取ってお召し上がりください」

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